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2024 .05.19
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なんと三日連続更新。なーんか見にくいなあと思っていたら、上に文章を書くから見にくくなるんですね。やっとわかりました。ここ三日の分だけ記事を修正しました。
黒7から11は一見狭苦しいようですが、15が見えているから打てるんですね。
白28は上辺M17と開いた方がよかったようです。
白40は個人的に少し違和感があります。私ならN11と二間に飛びます。この状況で一間飛びだと足が遅く堅すぎるので効率が悪いような気がするのです。
白42についてですが、解説には「白42も44(O3)がまさった」とあります。一度ハネたために黒の形が整ってしまったということでしょうか。
黒49からのサバキは参考にしたい。黒は序盤で白に取り込まれた黒二子をまだ活用しようとしています。白としてはこの二子に逃げ出されてしまうと上辺の白全体の眼が無くなりかねないので、受けざるを得ません。
白72から右上で生き死にの攻防が始まりましたが、その最中の80が敗着ということです。右上を生きにいってしまったために、白が全局的に薄くなってしまいました。確かに、86、92、104のような手を打つ流れではダメなのでしょうね。
以降は中央を巧みに厚くして着実に地を確保していく黒の技を見ていく展開です。
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珍しく(初かな?)二日連続の更新。昨日に引き続き本因坊戦から。
解説によると「白14まで白好調」とのこと。左上黒9で定石通りC17にコスめば問題なかったのだろうが、ひとつの趣向として理解したい。
黒41までコスミが三つ連続した形はなんとも薄くて気持ち悪いですね。黒が左下に食い込んで白に数子を取り込まれてしまったのはフリカワリと言うんでしょ うか。しかしコウ残りでもあるし、収支が合わず、依然白好調だと思われます。ただし、解説では「白64はO17にカカりたい」としています。まだ小さいの でしょうね。
さらに解説には「黒65はR14がまさった」とあります。厚みに近く、左辺の方が広いので確かにうなずけます。しかしそれならば白としても64でR14にカカるほうが自然なようにも思えますが。
黒91まで露骨に上辺を囲いにいきました。右辺からの白を堅めてしまうぐらいの大きなところだったでしょうか。個人的にはそうは思いませんが早めに地をとってしまって、相手をジリ貧に追い込む作戦かもしれませんね。
125に切られてかなり薄くなってきました。白の敗着は146。これで右辺からの白が頓死しています。周りの黒がガチガチなので白も紛れを求めることができないのかもしれません。直後の投了となりました。蘇八段としてはさぞ無念だったことでしょう。


3年前の本因坊戦リーグから。
序盤から互いの石がはりついた直球の攻防が続きます。この攻防はとても見応えがあっておもしろい。67の手で右辺が止まっているのもシャレているし、外勢 の代償として得た白の地も多いので結果としてもいい勝負だと思います。ただ、少し気になるのが71の手で、薄いのが気になります。
77は意外な手。攻めるにしてもツケていくと必然的に白の石が堅くなります。同時に黒の石も強くなるわけですが、とすると黒はP5の断点を気にしたのかも しれませんね。と思ったらそういうわけじゃなく、右下白の薄みを利用して眼をとろうという目論見だったようですね。ただ、下辺の白をつついた結果、止まっ ていたはずの右辺への進出が復活し、黒は95に手をいれることになり後手を引いてしまいました。この95が敗着だったようで、解説には「黒M7、白M6と 打って先手を取る一手だった。」とあります。
102から108まで、露骨に形を決めていって紛れの余地をできるだけ無くそうとしている意図が読み取れます。 終盤に投げ場か勝負手かはわかりませんが、黒に負担の大きなコウが発生し、白がそれに勝って黒が投げました。この後最後まで打っても白が8目ほど勝ってい ます。
KBS戦とは、おそらく日本のNHK杯戦のようなものだと思います。1989年、李昌鎬四段(当時)の碁です。並べてみるとわかるかもしれませんが、妙に黒の打ち方が稚拙に見えます。当時まだ韓国は現在のように強くはなかったはずなので、それが反映されているのかもしれません。どのように稚拙かといえば、とにかく黒の狙っていることが丸わかりなのです。プロの碁といえば、読みが深くて一手一手の意味を推し量るのは難しいはずですが、本局の黒は全く逆です。この稚拙さはプロ独特だとか、そういう高尚なものではなくアマチュアに通じるものがあります。

序盤の攻防で優勢を築いた白の古谷七段がそのまま勝ちきった碁です。優勢な碁を勝ちきることこそ難しいと言われますが、白は途中つまづきそうになったのを、直後気づいて冷静に建て直し勝利しました。感服しますね。


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