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2024 .05.06
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今日は白石裕九段と苑田勇一九段の碁を紹介します。
苑田九段は言わずと知れた「西の宇宙流」の打ち手らしいですが、僕が碁を始めた時にはすでに現在のようにその場に応じて自在に打ち方を変えていく、非常にバランスのいい碁を打たれていました。
白石九段は現在はあまり表舞台には出てきませんが、一昔前の碁界ではかなり活躍されていたみたいですね。この碁でもそうですが、「豪放磊落」な棋風と紹介されています。


黒7は白石九段の趣向。
その場の雰囲気が即興的に黒7を打たせたらしい。
黒は4線を押していくが27までとなると、白が下辺に築いた地が黒の厚みよりも大きいように思える。
左上の攻防は白がサカレ形になってしまっているが、68と69の交換が打てるのなら悪いとは言えないという判断か。
黒71が強烈な打ち込みで、白は右上で後手生きを余儀なくされ、さらに91で右辺と左方の白をにらまれることになりこのあたりは黒が好調のようだ。
一連の流れで黒がかなり盛り返したようだが、苑田九段の冷静な運びで白が勝ちきった。
もともとの差が大きかったのか、苑田九段の我慢強い打ち回しが光ったのか定かではないが、強情な黒と冷静な白の対比がとてもおもしろい一局だった。
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